【第11回 #俺達の少女A 】なぜたかはし智秋さんのネタを取り扱ったのかお話します。【高橋礼子】

皆様どうも、AstonGTです。

 

まずは第11回俺達の少女A、並びに第8回シンデレラガール総選挙お疲れさまでした。

今回の総選挙は様々な番狂わせが起きて、良くも悪くも話題の多かった、そして内容の濃かった総選挙だったと思います。

 

そんな総選挙期間中に大作サークル様で行われた3分間でアイドルのプレゼンテーションを音声で行う俺達の少女Aという企画に、

高橋礼子さんの音源の音源を出させていただきましたので、感想を書いていこうと思います。

 

・音源のネタに至るまでの経緯

・音源の制作時のお話

・当日のセトリなどについて

・最後に

の4つで書いていこうと思います。

大体先日させていただいたやーまPさんとの生放送でお話させていただいた内容の通りではあるんですが、この辺全部話し終えてからのほうが視聴者が多かったのでもし見逃した人はこちらをお読みください。

 

・音源のネタに至るまでの経緯

※これはあくまで僕の意見です。礼子Pの総意では無いです。

 ※ここから暗い話、毒のある話が若干続きます。苦手な方は音源の制作時のお話まで飛ばすかデレステ開いて高橋礼子センターで恋色エナジー見てください。

 

そもそも僕は礼子さんを知るまではたかはし智秋を知りませんでした。

そんな人間の意見だと思ってみてください

 

すべての始まりは第9回俺達の少女Aの後にデレステに追加された

「高橋礼子のウワサ②」の

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「パーティー」の発音がネイティブらしい。

というものです。(やーまPとの放送では時系列逆になってました。)

 

「え?これがどうしたの?」と思う方も多いかと思いますが、

 

これはたかはし智秋さんの Juicy! Party! Yeah! (通称JPY)というネタから恐らく来ているものだと思います。

公式から言及があったわけではありませんが、幾らパーティが趣味の礼子さんでもパーティの発音だけネイティブな訳がありません。

 

「えっ、でもたかはし智秋さんが元ネタなのは元からでしょ?」と思う方も多いでしょう、

これに関しては確かに否定できないのですが、音源でも言及した通り礼子さんがたかはし智秋っぽい事したり言ったりするのって、実は魅惑のカクテルレディ(2枚目のSR)で殆どなくなってる訳です。

そんな状態でこんなたかはし智秋のネタを今さらデレステの運営は掘り返してきたわけです。

 

想像してみてください そもそも、自分の大好きなものが

「何かのコピー品」のように扱われたとしてどう思うでしょう

 

これを見た僕はどうなったか、

ブチギレ散らかしました。(当時の僕のTwitterを見てたら知ってるかもしれない)

 

当時自分の私生活でも嫌なことが続いていたこともあって連日ネガティブなツイートを連投してはそのことについて後悔してはまたネガティブになってと、

本当に今思えば思い詰めていました。

 

その後どうなったかというと、

Twitterのアカウント、ゲームのアプリを全部消すまで行きました。(なぜかTwitterのアカウントは今でも残ってる、消したはずなのに)

 

アカウントもゲームも全部消してすっぱり忘れよう.....と思ったのですが、

どれだけ運営のやり方が気に食わないとしても推しは推し、別に礼子さんが嫌いになったわけではありません。この時も変わらず大好きでした。

 

そんな時、あることに気づきました。

 

「礼子さんのダイマをする人、カードの軽い考察なんかをする人が自分しかいない」

ということです。

 

シンデレラは比較的ダイマ文化が結構盛んだと思います。

また、シンデレラは「文脈を読む」ことでアイドルの歴史や物語を辿っていくシリーズだと思います。

少女Aを見ていても、少ない情報でキレのある解釈をして本当に唸ることが多いです。

それがある意味、シンデレラらしい行為、楽しみ方だなと思います。

 

自分がこの界隈から居なくなるということは、

”礼子さんのそういった「シンデレラらしい行為」をする人が誰一人いなくなってしまう”

と本気で当時は思っていました。今思えば非常に自惚れた話ですが、

 

そういったこともあり、当時の僕は

Pとの関係を一切断ち、礼子さん以外のアイドルを一切見ずにTwitterのタグなんかで礼子さんのダイマを希望している人に粛々とダイマを送る、

といった、言ってしまえば修行僧の様な状態が続いた居ました。

 

そんな状態がしばらく続いていた時あることが起きました。

 

覚えている方もいらっしゃるかもいると思いますが、

双葉杏の声優さんである五十嵐裕美さんが高峰のあさんのの声に対して

「つかなそ~w」と発言してしまった件です。

最初にこの話が出てきたとき、確かに自分もいい気分はしませんでしたが物凄く嫌悪感を示したというわけでもありませんでした。

 

ですが、礼子Pである僕にとってはこの一件はこれだけでは終わらなかったのです。

この一件の後、いつものようにパブリックサーチをしていたら、

 

「のあさんが声つかなさそうだったらキングが元ネタの高橋礼子なんてもっとつかないじゃんwwwwww」といった意見が各所で見られるようになりました。

 

中にはこのように悪意てんこ盛りで言っている人もいましたが、

「のあさんで付かなかったらうちの担当はどうなるんだ」

と嘆く同担や、

「礼子さんはもっとしんどいだろうなぁ」

と悪意無く単純に意見として言っている人なども結構いて、

 

その時に「高橋礼子=たかはし智秋」という認識が結構多くの人に刷り込まれていのだなと実感をしました。

 

たかはし智秋さんがいるから礼子さんに声が付かないなんてとんでもない、礼子さんは礼子さんとして見てほしい」と、

どれだけ自分が思っても、礼子さんを気になっている人にどれだけ高橋礼子として魅力を伝えても、結局はこう思っている人が大多数なんだと感じてしまいました。

それに対しての絶望感や悔しさはかなりあったことを覚えてます。

 

そして、それ以上に、

そのことを完全に否定する絶対的な理由を持てていない自分にイライラしていました。

どこまで自分がそう思っていたとしても、それについて明確な理由が用意できないようではただの過激派でしかありませんし、そんな意見には同じ意見を持つ人しか耳を傾けてくれません。

 

と、非常に思い詰めている中で

「礼子さんがたかはし智秋さんだとしても、そうじゃないとしても、何か絶対的に否定か肯定の出来る理由が欲しい」と思いました。

 

そこからたかはし智秋さんのことを調べ、礼子さんのセリフを見返し、

第9回俺達の少女Aで取り扱った「ありのままの自分」と「求められている自分」の対比にたかはし智秋さんを当てはめて解釈をすることが出来ました。

 

こうして今回の音源のネタが出来たわけです。

ちなみにこれは10月ぐらいの出来事でした。

 

そして第8回が11月ごろにやっていたということもあり、どうせだし少女Aで発表してやろうと思い、このネタを温めることになったのですが、結局第10回は総選挙前1か月ということで、このネタは第11回に出そうと思いました。

また、第10回少女A終了時、この音源に取り掛かろうとしたとき、

幾らアイマスの中の人とはいえ、やはり実際の著名人の名前を出すというのは流石に億劫に感じました。

なので騙し騙しで話し、分かる人にだけ分かるように作ろうかとも思いました。

 

ですがそんな時に水元ゆかりの音源を上げられているやーまPに

「ハッキリ名前を言ってしまった方が覚悟が伝わって、その方が心に響くから大いにアリ 特に少女Aはそういう視聴者も多い」

と、背中を押していただきました。

 

あの時あの言葉が無ければ選考に通っていたかどうかすらもわかりませんね

本当にやーまPさんには感謝してもしきれないです。

 

・音源の制作時のお話

さて、音源の制作までの経緯を大分長い事書きましたが、ここからは実際に音源を作るにあたって注意した点について書いていこうと思います。

 

まず、今回の音源で伝えたかったことは、

たかはし智秋さんが居るからといって声が付かないわけはない、高橋礼子はあくまで高橋礼子である」

ということを伝えたかったのですが、

この意見があまり共感も得られると思っていなかったというのが正直なところでした。

どこまで行っても「自分の意見」でしかないと思っていたので、人に伝えるのであればこれを伝えつつも何か共感できる話題に若干視点をずらす必要があると思いました。

 

その結果考え付いたのが

「声を付ける意味を問う」という方法でした。

結果的にこれは大成功だったと思います。 

 

しかし、ここまでやったとしてもまだ「自分の意見」であることには変わらなかったため、もう開き直って伝わるように工夫しながら開き直って

「一人の礼子Pの意見」として聞いてもらおうと思いました。

その為、何より原稿の作成で注意したのは

「事実を出来るだけ述べること」「主語を小さくすること」の2つです。

 

「自分の好きなものがコピー品として扱われることはどうなのか」みたいな切り口で喋ったって共感は得られないだろうと思いましたし、言ってしまえば非常にデリケートな問題、自分と同じ意見をみんなが持っているとは思わないようにしました。

また、高橋礼子さんの元ネタが存在している、というのは実は雑誌で明確な言及があったといいうこともありここは強く言いました。

 

そして、出来上がった原稿を見て思いました。

「自分がどれだけ熱量を乗っけられるかに全部がかかってる」と、

そりゃあくまで一人の礼子Pの意見として書いてしまったので当然なのですが、

 

この音源を聞いて、礼子さんのことを全然知らなくても、何なら礼子さんの声はたかはし智秋さんの声があてるべきだと考えてる人であっても、

「一人の礼子Pがこんなにも必死で訴えかけるってことは、きっとこれは大事な問題なんだろう」と思ってもらわないと成立しない原稿になりました。

最初は書きなおそうとも思ったのですが、他人に認められた自分の最大の強みである「熱量」を最大限に信じました。

それは第9回の3倍選考を勝ち上がった実績があることも自信になっていました。

 

 

録音は確か30回ぐらいは撮り直したような気がします。

そのうち噛まずに原稿を完走したのが5回ぐらいでしょうか

最後に録音したものが一番感情がこもってたので採用しました。

 

・当日のセトリについて

自分はDAY1の20件目、場所としてはしぐぴーさんの前、出島さんの後という位置に入りました。

自分から後の5件の投稿者は

しぐぴーさん 遠心力Pさん ミノPさん ワールドエンドさん やーまPさんと

僕の前の出島さん含め、少女Aでも本当にビッグネームの方々が集まるところに入れていただきました。

また、DAY1はネタ音源割と多めで、真面目なものでもネタと真面目のハイブリッド音源が多く、

BGM無し無編集声一本といった音源も少なく、

純真面目音源・無編集の僕の音源の存在は何というか異質というか、同じ声一本のワールドエンドさんは別格だとしても非常に目立つ物でした。

なんというか「とんでもない事したんだなぁ....」と数日はセトリを見てしみじみ思っていました。

 

また、自分が初期のシンデレラをあまり知らなったこともあり、様々なアイドルが周りから

「この子~に似てるよね」という評価を受け、それを乗り越えてきたことを知りました。

そしてそれが多くの共感を受けたことは本当にうれしい誤算でした。

そして、いつか礼子さんが高橋礼子として輝ける日が来ることを確信しました。

 

・最後に

今回の音源、多くの方から

「よくこのテーマを扱った」

というような評価を受けます。

 

ですが、やっている事自体は

「自分や、担当Pに不都合、またはそう扱われやすい事実に解釈を一つ乗せることによって折り合いをつけていく」ことに他ならず、ほかの方もされています。

自分の場合が特にデリケートであったというだけです。

 

「公式が解釈違い」なんて言葉もあるぐらいで、様々なPが自分の担当の扱いに不満を持っているんだと思います。調べたわけではありませんが

そんな時、ある程度真摯に向き合い一つ解釈を乗っける事である種自己防衛にも繋がるんじゃないかと今回の音源を作って思いました。

もちろんこのやり方が絶対正しいというわけではありません。自分だって追い詰められてたまたま成功しただけですし、

でも、コンテンツの向き合い方としてはこれも一つの手段だと思います。

 

 

このような機会を与えてくださった大作さん、あいうえおPさん、よしひこさん

そして背中を押していただいたやーまPさん

そして感想、コメントをしていただいた方、礼子さんに投票をしていただいた方、

本当にありがとうございました。