【第13回俺達の少女A】高橋礼子担当が木場真奈美Pとしてダイマ企画に出た話

こんにちは、AstomGTです。

今回は大作コミュニティ様にて開催された、3分間でアイドルのプレゼンテーションを行う放送企画、第13回俺達の少女Aのお話をしていこうと思います。

大作コミュニティ↓

https://com.nicovideo.jp/community/co1708303?com_header=1

 

今回採用頂いた音源

https://nico.ms/sm36545240?ref=share_others_spweb

オタクの声が苦手な方向けに原稿も置いときます。

喋る用なんであんま読んで綺麗な文じゃ無いですが

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今回のお話は

・アイドルの選定と自分なりの考察

・音源作成の話

・当日のセトリについて

・感想を頂いて思ったこと

・その後(SSRの話も含めて)

の4つのお話をしていこうと思います。

 

木場さんの考察だけ見たい方は大体最初と最後に載せてるんで間すっ飛ばしてください。

 

さて、ではまずは何故木場真奈美さんでいくことになったかのお話をしていきましょうか

僕の事を知っている方は僕が高橋礼子Pだというのも恐らく知ってるでしょう、嫁プロの代表もしてますしね

しかし今回の少女Aのレギュレーションは

「少女A未採用アイドル限定戦」という事で高橋礼子を音源で出す事は出来ません。(一体誰が送りやがった......自分だわ.....)

という事でまずは誰で送ろうかという所から始まった訳ですね、しかも今回の目的は

「俺達の少女Aという企画に参加する事」

だった訳です。以前はどうしても言いたいことがあったからその媒体として少女Aがあった訳で、だからモチベーションの性質が結構違う所からスタートしました。

過去の音楽聴いていただけばなんとなく分かると思います。↓

https://nico.ms/sm35111131?ref=share_others_spweb

 

そもそも僕はシンデレラを手に取ってから高橋礼子選任のPとしてやってました。

だから直ぐに「これ!」っていうアイドルがいる筈もなく、レギュ発表後からまずはアイドルを探し始めました。

 

・木場さんの選定理由と音源制作までに行った考察やら

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そんな中追加されたのがこの木場さんのメモリアルコミュ4

当然礼子さん担当してるんでやっぱお姉さんキャラはめちゃくちゃ好きで、候補の一個に木場真奈美さんはありました。そんな中でこのコミュで“何か”を感じたんですよね、

今回アイドルはそんな「行けるかもしれない」という物凄くざっくりとしたところから決まりました。

 

それから木場さんのメモリアルコミュ全部とデレステのカード台詞(親愛度演出含め)やモバのカード台詞等々、

ぷちでれらは育成が間に合わなかったので確認出来なかったんですが、

とりあえず見ようと思って直ぐ見られる情報は全部見ました。

そこで気になったのがこれ

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確かメモリアルコミュ2のやりとり

ボーカルレッスンの時、木場さんの歌声は素晴らしかったものの、個性が無いとPに指摘されます。

「どんな歌手になりたいですか?」という質問はそれを木場さん自身に気付いてもらうためのもの

木場さんの前職はスタジオボーカリスト、かなり職人的な仕事なんでしょうね

「こういう事をしてください」という要求に確実に答える正確さが必要です。技術は類い稀なものだと思います。

 

でもそこに“自分”が無いんですよね

 

木場さんはそれをPに指摘されました。

アイドルは個性のぶつけ合い、自分自身をぶつけるもの、シンデレラだと特にここは文脈として強いですよね

 

じゃあアイドルの木場真奈美を作り上げるのは何なのか、ここがメモリアルコミュ4とつながってきます。

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そう、観客

木場真奈美というアイドルを作り上げるのは観客なんです。

木場さん自身の持ってる能力がどう伝わっているのか、どう熱狂させていくのか、それを木場さん自身に見せる事なんです。

 

「あなたには歌がある」

これは木場さんの技術に対する最大限の信頼であると同時に、とりあえず一回行ってこいみたいな意味もあったような気がします。

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その後観客を魅了して帰ってくる木場さん

「この人なら大丈夫だ」と最大限に信頼したプロデューサーとそれに全力で答えて何かを見つけてくるアイドル

そんな関係性が見られて凄く好きなんですよね、このコミュ

大体音源後半で語った部分はこんな感じになります。

 

音源前半の

「期待してあげる事」についてのお話をしますね

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大体メモリアルコミュ4の話と似るんですけど木場さんとプロデューサーの関係性として“期待と信頼”という言葉が正直礼子さんより重いです。

観客を最大限魅了するからプロデューサーは木場さんの事を信頼して最大限木場さんに期待する

木場さんは自分を最大限魅せられる舞台を整えてくるプロデューサーを信頼する。

そんな関係性として描かれています。

 

木場さんには高い能力がある、

だからこそ最大限それが活かせる場所を用意して肩を叩いてあげる、木場さんに対してはそれが最もやるべき事なんだと思いました。

それを小さく縮めて「期待」という二文字に今回の音源ではさせて頂きました。

 

木場さん自身ウワサで「弱点は無いらしい」

と紹介されてますが弱点が無いからって何もしないで良いってわけでは無いんですよ、

プロデューサーが居ないとアイドルは成立しません、少なくともアイドルマスターという物語においてはそうです。

女性としてかなり完成されてる礼子さんですらプロデューサーとしてやるべきことは沢山あります。だからこそ、強い女性が、お姉さんが好きな自分だからこそ声を大にしてそれは伝えたかった。

 

 

・音源制作について

さて、じゃあこの辺の情報をどうアウトプットしたのか

まず壁にぶち当たったこととして

「ボイス未実装アイドルの“歌”を語ることについての是非」

「スタジオボーカリストという仕事を絶対に否定しないこと」

「どうやって”木場真奈美にしか出来ない“音源にするか」

この3点です。

 

「ボイス未実装のアイドルの歌に言及する事の是非」についてですが

先ほども言った通り僕は高橋礼子Pです。

だから木場真奈美のPとして音源を作ることにどうしても懐疑的というか、抵抗感をかなり感じてました。

また一番の問題として

どれだけ木場さんの歌を熱く言っても“アイドルマスターのゲームをプレイしてる我々“にはその実感を得る事ができないんです、声ついてないんで

SS書いてる人なら何となく理解してくれると思うんですけど、俺達の少女Aで何か言う時に

 

「俺達の少女Aを聞いてるアイドルマスターをプレイするPとして」なのか

アイドルマスターというゲームの中にいる木場真奈美Pとして」なのかで結構視点が変わります。

で、木場真奈美の歌が存在するのってアイドルマスターの世界だけなんですよね

前者の立場で木場さんの歌を語るのであれば

「〜だからボイスを付けたいんです!」っていう論点にどうしてもなります、僕はなりました。

でもそういう同情を誘うお願いの仕方、なんか木場さんらしくないなと言うか、だって木場さんなら勝ち取っていきたいじゃないですか?選挙期間でも無いのにそういう視点で物を言う意味を感じませんでした。

 

木場さんの歌に言及するなら後者の「アイマスの中の木場真奈美P」としての立場を取るしかありません。

正直ここの心のハードルをクリアするのが一番の課題だったんだと思います。正直この歌の話するの一回諦めようとも思いましたよ、

でも音源作るために木場さんでパブサしてた時

「そう木場さんは歌なんだよ!」

って思い思いにメモリアルコミュの感想を書く木場さんのPをいっぱい見たんですよね、しかもP識別用の絵文字がマイクなんですよ、それを見た時

「あぁ....これは逃げちゃダメだし覚悟決めるしか無いか」

と思いました。だから最後まで抵抗感のあった木場さんのPとして音源を作る事が出来ました。

 

ここまで見てくれてる木場さんのPは居るんでしょうか、

俺達の少女Aは2000人ぐらいが見てるダイマ企画でユーザーイベントであれば恐らく最大規模といって差支えないと思います。

その中で木場さんの話が出来たのは他でも無く木場さんのP達、あなた方のお陰です。

本当にありがとうございました。

 

次、「どう木場真奈美らしい音源にするか」と「スタジオボーカリストという仕事を否定しない」については

シンデレラらしい自己実現の文脈に落とし込もうと思った時

木場さん自身も誇りを持ってたスタジオボーカリストという仕事を否定してしまう可能性有るんですよ、アイマスってアイドルの力が大きすぎて

そしてそういう自己実現の文脈を真面目な音源作っても

嫌な話「量産型」な音源にもなる可能性がめちゃくちゃ有るんですよ、

「別に他のアイドルでもよくねーか?」って

当然結果的に同じような事を言っていても違う人の脳味噌で出力されて違う人の声で喋ったのであれば当然全然見える角度も変わってくるんですけど

まぁなんというか、自分自身の納得感ってあるじゃ無いですか

 

今回の音源、

あくまで「アイドルの木場真奈美さん」

にしか視点が向いてないんですよね、

あくまでスタジオボーカリストからアイドルとしての木場さんとして音源を作りました。

そうすれば

「アイドルとしての木場真奈美さんに何をすればいいのか」のお話に集中出来ました。

アイドルを通したその人間の成長物語ではなく、アイドルとしての成長やその過程のお話をしました。

「スタジオボーカリストを否定しないこと」

「木場さんっぽい音源にする事」

はこんな感じで解決しました。

 

結果的にここをつなげたことによって

「ボイスをついてないアイドルの歌を期待する」

というボイス未実装アイドルならではの音源になりました。結構うまく行ったと思います。

 

 ・セトリについて

少女Aには4回音源を投稿させていただいて採用も4回頂いていますがずっと取りたかったのは大トリの前でした。

トリに来る音源ってトリに来やすい音源というか

特に総選挙タイアップだったりの場合はCG候補のアイドルとかが採用される傾向もあったりしますよね、

だからこそ大トリの一個前ってなんか個人的な憧れというか、そういうのがあったんですよね、今回それを取れてしまいました。まさかの担当じゃないアイドルで

素直に嬉しいのは事実なんですが....まぁなんか複雑でしたね

 

・その後(SSRについて)

※ここからはSSRのネタバレを含むので苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

 

さて、木場さんの音源を作ってその後少女Aが放送された3日後

木場真奈美さんのSSRが実装されまして、これも何かの縁かなと思いましてガチャを引いてお迎え致しました。

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筋肉ある女性って良いですよね、好きです。

 

どうせだし引いてから色々見たいなと思ったんで引いてから劇場やらなんやら確認しに行ったんですけど

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僕の音源の内容忘れちゃった人は一番上まで行って欲しいんですけど、めちゃくちゃ音源の内容とリンクする部分もありましてビックリしてしまいましたね

木場さんってやっぱり「個性」というか「自分」ってのを出すのをちょっと苦手なのかもしれないというか

だからこそ

「歌がある」と言ったんですけどもf:id:AstonGT:20200328002919j:image

これ、これめちゃくちゃグッと来たんですよ

 

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デビュー当初のセリフがコレですよ?

プロデューサーから

「あなたには歌があります」って背中を押されたアイドルが

「歌だけではなく私自身で」とSSRの、スタジオボーカリストをやっていたアメリカでですよ

もうめちゃくちゃ感動しました。

SSRってこういうのが鏤められてるから最高だなって、

 

こうして少女Aで木場さんの音源を取り扱ってSSRも出て、そんな中で音源を作ったからこそ読み取る部分が出来たものも多くあって

今回の少女Aで木場さんのことが凄く好きになれました。